2007-03-02(金) 22:17:43
日なたで休む牛たちです。

牧場では昨日も出産がありました。
子牛を生んだのは通称「Y子」と呼ばれる牛(この牛の親の体の柄ははっきりと「Y」の字だったそうで、こう呼ばれています。)

しかし、見てみるとどうも様子がおかしいのです。
普通ならば子牛は産後すぐに親のおっぱいを捜し、親はそんな子供を他の牛や人から守るように子牛にかまうのですが、どうも親のY子が自分の子のことをかまおうとしないのです。
子供を産んだとは思えないようにいたって普通に、まるで自分の子供ではないようかのように、子供を置いて他の牛と他へ行き休んでいました。

普通の牛ならばここで見当たらない自分の子を探して歩き回きます。


このままでは子牛の方が弱ってしまうので、今回は親のY子とは離して飼うことにしました。
Y子は人懐っこく、うちの牧場ではアイドルのような存在でもあるのですが、今回の出産はちょっと悲しい出来事です。

文責:山川

2007-03-06(火) 21:45:54
何度かお伝えしているように中洞正著の本「幸せな牛からおいしい牛乳」が出版されました。
ご注文をいただいた方、ただ今順次発送していますので届いていない方はもうしばらくお待ちくださいませ。


本日はもう一冊こちらの本をご紹介、古庄弘江さんが書かれた「モー革命」(教育史料出版会)です。

先月出版されたこの「モー革命」、中洞牧場を主に全国の山地酪農家が送ってきた人生、酪農に対する想いや信念が面白く書かれています。
牛乳のこと、山地酪農の歴史、山地酪農家たちのつながりなども非常に分かりやすく書かれていますので、「酪農」という業界に深く興味がない方でも読みやすい一冊だと思います。

「幸せな牛からおいしい牛乳」とともに「モー革命」、こちらもご注文承っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

文責:山川

2007-03-10(土) 23:51:54
春を目前にまだまだ続く出産のシーズンです。

もともとはホルスタインから始まった中洞牧場ですが、ジャージー種の種牛がいることで今牧場にいる牛たちはホルスタインとジャージーの雑種です。

ホルスタインは皆さんがイメージする牛の通り「白黒」。
一方ジャージー種は「茶」。(薄いもの濃いものと、牛によって様々です)

世代を重ねることによって中洞牧場の牛たちは雄のジャージーの血が濃くなってきているのでしょう、最近産まれる子牛たちは「茶」や「黒」ばかりです。
特に今年産まれた子牛たちには「白黒」が何故か全く産まれずにいます。

「茶」に押され気味の「白黒」・・・今日の写真はそんな中の一頭の牛です。
ジャージーに比べ体が大柄なホルスタインですが、彼女はその血をしっかりと引継ぎどっしりとした体を持っています。

牧場の高橋曰く耳標番号が44番だから名前は「ヨーコ」、分かりやすい名づけです(笑)

体が大きいわりに気が弱く他の牛に負けてしまうヨーコですが、体の大きさと同じくらい温和な性格で人懐っこい牛です。

文責:山川

2007-03-15(木) 21:41:54
3月も今日で半分が終わりました。
第一牧場から第二牧場のビッグファザーに牛たちを移動してから約3ヶ月経ちました。

今季の冬に牛たちをビッグファザーに連れてきたのは越冬対策ということもありますが、それ以上に「開拓」の意味合いが強く、牛たちの力で土を耕起し、小枝などを細かくし、糞などで満遍なく土を肥やすことが何よりもの目的です。

さて3ヶ月経って今のところその成果は。


上の写真が現在の写真で、下の写真が約3ヶ月前。
すいません、ちょっと分かりづらいですね・・・。

冬の間は牧場内に私たちが餌を撒くため、ある程度私たちの意志で牛の移動する場所を決められます。
ある程度の場所を決め、数日間周辺に餌を撒くと小枝が牛たちに踏み潰され、私自身が歩くのが非常に楽になりました。
数日間その場所で餌をやり、さっぱりしてきたら他の場所で。
そこがまたさっぱりしたら、さらに次の場所で。

3ヶ月間それを繰り返した結果牧場のほぼ前面、特に今まで手をつけていなかった未開拓の部分の変化が大きく現れました。

草が生えてくるまでまだ1ヶ月以上あります。
この冬の成果が本当に現れてくるのはそれからです。
もうちょっと牛たちに頑張ってもらいましょう。

文責:山川

2007-03-16(金) 22:23:37
「ぼーうっ!」
今日も牧場にはこんな声が響きます。

写真の牛、通称「坊」

このやんちゃ坊主が・・・。
将来牧場を担うはずの雄牛なのですが、群から離れてあっちへ行ったりこっちへ行ったり、時には柵の外に出たり、ちょっとした隙間から牛舎に入ったり。

人懐っこいのがまた悔しいところ、ついつい甘やかしてしまうのがきっといけないのでしょうね。
まったく大きくなったらどんな雄牛になるのやら・・・。

文責:山川

2007-03-19(月) 18:34:54
年明けに他の牧場からやってきた角無し牛。

やってきたころは
「他の牛たちに馴染めるのか・・・」
「舎飼いだった牛が冬の昼夜放牧にどれだけ耐えられるか・・・」

などなど、心配ばかりしておりましたが元気一杯に他の牛たちと牧場内を歩き回っています。

と、ここまでは以前の復習。


先週、その彼女たちのうちの2頭が出産したのです。
どちらも放牧地内で、人間が手伝うこともなく自力でのお産でもちろん母子共に健康!
写真はその2頭の子牛です。

牛たちだってやれば出来るんです。
環境が変われば牛たちも変わります。

牧場に来てから約2ヶ月半、ここまで事故なく無事に放牧に慣れてくれて、無事に出産。本当に安心しました。


この日にはもう一頭、元祖中洞牛の出産もあり幸せに満ちた牧場の一日になりました。

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話は変わり、本日の夜1時58分(25時58分と言うのでしょうか)にフジテレビ系列にて放送されます

<登竜門 ニューカマーズ>
「女の報酬」

に中洞牧場が出ます!
ロケにやってきたのはタレントの松川めぐみさん。
牧場で、工場で、中洞直々に作業をして
「岩手すげぇ〜」「牛すげぇ〜」
と、満喫(?)していったようです。

是非ご覧下さいませ!

文責:山川

2007-03-26(月) 21:45:02
この冬は岩泉にある第一牧場からビッグファザーに牛を下ろしていますが、もちろん第一牧場が無くなった訳ではありません。
昨日は佐藤が3ヶ月ぶりに牧場の様子を見に山を上ってきました。

例年ならまだ深い雪に埋もれている牧場ですが、やはり今年は暖冬、ほとんど雪は無いようです。
佐藤が撮ってきた写真を見ても、本当にこの季節の牧場かと目を疑ってしまうほどです。
雪が溶けた間に緑色をした草が顔を出しています。

牧場の草が芽吹くまで約1ヶ月、春はもうすぐそこです。

文責:山川

2007-03-31(土) 18:52:18
今日で3月も終わり、年度が変わります。

卒業する人、入学する人、進学する人、入社する人、転勤の人、引越しする人に新しい職場で働く人と、いろんな変化がある季節です。


牧場では一昨日に雪が降りましたが、さすがにすぐに溶けてしまいました。

そして、地面を見てみると所々新しい芽が顔を出し始めているようです。
水仙やフキなどはもうしっかり伸びています。


今日と明日で特に変わることがない私ですが、新しく出始めた草木の息吹と一区切りの今日の日に、なんとなく気持ちに変化をつけていきたいと、「よしっ!」といきたいと思ってしまいます。

文責:山川