2006-03-02(木) 19:18:43
先月の牧場便りを読み返すと2月1日に本格的な雪が降ったことが書いてありました。
その翌週にも雪が降りましたが、それ以来暖かい日が続き牧場の雪もほとんどなくなったところでした。

しかし、3月に入った昨日。
ちょうど1ヶ月前と同じように雪が降り30センチほど積もりました。

久々に真っ白になった田老です。

今日は午前中こそ曇っていたものの、昼ごろからはおそろしいほど真っ青の空が広がり、牧場に積もった雪もきらきらと輝いていました。
気温も高く、昨日降った雪が一気に溶け出し、地面はぐちゃぐちゃです。

文責:山川

2006-03-03(金) 21:31:55
最近カメラを持ち歩くのをつい忘れてしまい、携帯での写真ばかりです。

岩手県、田老にある会社の中では携帯電話の電波はあまり入らず、社長は電話が掛かってくるたびに寒い外に出て行きます。
風の強い日なんかはちょっと厳しい携帯電話です。

岩泉町、有芸にある中洞牧場では携帯電話は使えません。牧場に連絡をするときは備え付けの電話に連絡しなければいけないのですが、作業で外に出ているときに会社から連絡を取ることはできません。
そんなときはファックスを送り、後で見られるようにしておきます。
牧場の一番高いところだと電波があるという会社内の噂を聞いたことがありますが・・・未確認です。

ビッグファザーの場合は会社とも中洞牧場とも違い、しっかり電波が入ります!
電話もメールも楽々♪何があってもすぐに連絡を取ることが出来ます!

しかし、ビッグファザーでのんびりしているところに携帯がなり

「会社」

と表示されるとなんだか・・・。

携帯電話の電波が入らないと言うのが不便に感じる世の中ですが、

電波が入ると言うのも良し悪しです。

文責:山川

2006-03-04(土) 18:04:32
東京出張中の小泉は、
本日「らでぃっしゅぼーや」会員さんの集まり「Radix 食の文化祭」に出席してきました。

早速、会場からのレポートが届いたので掲載します。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

高温殺菌と「らでぃっしゅぼーや」さん取扱いのパスチャライズ牛乳、三種を味見してもらいました

一目瞭然ならぬ一口歴前の味の違いに驚いたり納得したりでした。

たんぱく質の凝固試験でもその違いははっきり出ていました。
その模様を携帯で撮らなかったのでお見せできず、すみません。

会員の方々からのメッセージもいただきいいお土産ができました。生産者の会の総会は、体育館にびっしりの出席者で行われました。
そうそう、会場はあの「桜町中学」

そう  「♪暮れ〜なずむ〜まちの〜♪」  です。

大盛会でした。


以上会場からのレポートです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

こうやって直接お客様からメッセージがいただけるという事は、牧場・工場に関わる生産者としては大変嬉しいものです。
小泉が戻ってきてからの詳しい報告を楽しみに待ちたいと思います。

「♪暮れ〜なずむ〜まちの〜♪」

に大きく反応してしまいました山川です^^;

文責:山川

2006-03-05(日) 21:15:08
夕日をバックの風太です。

夕日が落ちる時間がだいぶ遅くなってきましたね。
まだ雪の残る牧場ですが、以前に比べ気温も高くなり、春が近づいて来るのを感じさせます。

岩泉の中洞牧場も先日まで深かった雪がだいぶなくなり、部分部分地面が見えてきています。
一冬雪に埋もれていた地面ですが、草はその間眠っているだけで、しっかりと根を張って春を待っています。

文責:山川

2006-03-07(火) 20:07:21
「農業」と「IT」

一見まったくかけ離れた存在であるように思えます。
が、農業にとって「IT」というものはとっても魅力的な存在であると思うのです。


農業は「変化」にこそその魅力があると思います。
もちろん結果は大事。それこそが農家にとって収入になるわけだし、いい結果は嬉しいものです。

しかし、芽が出てきたり、作物が成長したり、野菜が出来るという流れはその一つ一つが結果でもあり、過程であり、「変化」としてみてとれそれこそが農家の喜びであって魅力でもあるのです。

牧場であっても今日の牧場の様子と、1ヶ月前の牧場の様子は全く違います。
四季による変化は当然あります。
今年の牧場と来年の牧場の様子は全く違うものと思います。
その様子を見ることは楽しみであり、牧場の持つ魅力であるのです。


例えば、今私の一番の楽しみは・・・
8月に放牧を開始したビッグファザーはこの半年で大きく変化を見せています。
季節による変化と、放牧を始めたことで牛が牧場内の草を食べ、糞をし、歩き回ることによって起こる変化。
季節による変化では、8月には青々と茂っていた牧場が秋になり栗が落ち、虫がいっぱいだった牧場も今ではその虫はおらず、雪が降って真っ白の牧場が楽しめ、その雪の上にウサギの足跡があるのが楽しめます。
放牧による変化では草は牛たちが食べたことによってさっぱりして、糞をしたところに次の草が生えてきていました。
春が本格的にやってきたらどうなるのか、すごく楽しみであって、さらには1年後、5年後、10年後、20年後のこの牧場の姿を想像するのはとても楽しいことです。


続きは明日へ・・・。

写真は去年の夏、放牧前のビッグファザーの様子です。

文責:山川

2006-03-08(水) 20:45:39
写真は今朝の牧場の様子です。
うっすらともやがかかり(写真では分かりませんね・・・)春を感じさせてくれました。

昨日の続き・・・農業とITについてです。


農業の持つ魅力というものは生産者、農業を実際に行う本人にとってはもちろん、それをながめる第三者にとっても魅力的に映るものだと思うのです。

しかし昨日も書いたように「変化」が大きな魅力である農業は点では捉えにくいものです。
点ではなく線として、面としてみたときにこそ本来の姿が出るものだと思います。


それはなかなか伝えづらいもので、テレビや雑誌、新聞というメディアはどうしても派手さやその場の面白さが必要なので、魅力であっても地味な「変化」を伝えるのは難しいものです。
(もちろん全てがそういうわけではありません。ドキュメンタリー番組なんかでは長期的な取材を重ねることでしょうし。)

それに比べて、インターネットは違います。
個人からの発信がしやすく、派手さを求める必要もなく、変化という地味なものを伝えやすいメディアです。

例えば最近流行の「ブログ」。
農作業を日記として公開することは、日々の変化を伝えるのにもってこいです。


「春になったので種まきます!」
「おっ!種まいたな!」

「暖かくなってきて、芽が出てきました」
「あの時撒いたやつ、もう芽が出てきたのか!」

「こんなに育ちました」
「ずいぶん大きくなってきたなぁ」

「一部枯れてしまいました。どこが悪かったんだろう。もしかして・・・・のせいかなぁ。」
「あぁ、枯れてやがる。」


もしかしたら失敗ですら人にとっては魅力に見えてしまうかもしれません。

インターネットを見ていると農業を題材としたページ、ブログやホームページで自らの農作業を見せているものが意外に多くあります。
文献だけではなかなか表現できない生の活動が現れ、さらに個人の主張なども含められていたりして参考になるものが多くあり、いつも見入ってしまいます。


「トレーサビリティー」と言う言葉が一般的になっていますが、これに関してもインターネットは活用されるメディアだと思います。

スーパーなどの野菜売り場では生産者の名前入りの野菜などが売られています。
もし自分の食べる野菜が作られる過程を日記のように追うことが出来れば、直接行って見届けるまでいかないものの、こんなに「顔の見える」ものはありません。
牛肉では狂牛病対策、その他の伝染病対策のために作られた10桁の番号によって簡単に生産者を調べることが出来ます。

「顔の見える関係」は生産者にとっても消費者にとっても非常に良いことです。


ITがこれだけ普及し、活用されている時代。
一見かけ離れた農業において、その利用はこれからもっともっと面白い展開が成されていくのではないでしょうか。

文責:山川

2006-03-09(木) 19:37:09
本日より14日まで、日本橋高島屋さんで「大岩手展」が開催されています!
中洞牧場も出店しております。

近くへお立ち寄りの際には是非ご来店ください。

皆様よろしくお願いいたします。


写真は今朝工場から見えた朝日です。
今朝日が昇るのは大体6時ごろ。
私がちょうど牧場に行く時間で、毎日こんな朝日を満喫しております。

なので、私にとっては朝日が「旬」な時期です。

文責:山川

2006-03-11(土) 21:15:11
いい雰囲気の朝の牧場でした。
今日は気温が上がり田老でも10度以上になりました。
牧場に生える草も今か今かと芽を出すタイミングをはかっているようです。

春がやってくれば牧場内にはワラビ、たらの芽、たけのこ、と沢山の山菜が出てくることでしょう。

牛も早く青草を食べたいでしょうね。

文責:山川

2006-03-12(日) 18:49:43
去年の八月、放牧開始した頃は引越しの時に怖い思いをしたからか、相当の人間不信で近づくのも、触るのもなかなか出来ない大変な牛たちでした。

搾乳するようになったら大変だろうな・・・と思っていました。


しかし、最近は落ち着いてきて、すっかり慣れてます。

知らない人が来ても興奮することなく

「じーーーーっ」

っと見つめています。
かわいいものです。


牛の目が好きです。
くりっとした大きな目にじーっと見られると、にんやり。


牛にも表情があります。

体調が悪そうだったり、興奮してたり、怖がってたり、おなか減ってたり。
かわいいです。


いかがですか?
ペットに(笑)

文責:山川

2006-03-13(月) 18:57:05
冬場の管理で大切なことは牛たちをいろいろな場所に連れて行ってやること。
中洞牧場ではもちろん、草地造成中のビッグファザーでは特に重要なことです。

長い冬の間、同じ場所ばかりに集まっていると冬の間に牛たちがした糞が、春になって一気に溶け出し地面がぐちゃぐちゃになってしまいます。
そのまま流失して、水質汚濁にもつながりかねません。

餌をやるところを毎回変えて、牛を移動させることでこれを防ぎます。


草地造成中の場合、冬の間牛を歩かせることで牧場内の土壌を耕起、鎮圧させ、春に草が生えやすい状態を作ります。

牧場内を歩き回ることであちこちに糞を落とすために、土壌を豊かにするのにも役立ちます。

まだ細い雑木などは牛に踏まれることで折れることもあります。
自然の雑草刈りです。

牛の糞の中には乾草に混ざった種が残っていて、牧場内のいたるところに種を落とすことにもなります。

春以降、少しでも早く草を生やすために冬の管理は大切なのです。

文責:山川

2006-03-15(水) 18:13:49
春になって勢いよく草が伸びてくる前に、背の低い木や雑草を刈れるだけ刈っています。
写真は雑草や細い木のほか、草刈りにも使う「刈り払い機」です。

去年刈ったところでも、刈った後から生えてきたつつじや他の雑草などがあります。
また、仮の残しの木や上手く刈れていなかった木などもたくさん生えています。

この刈り払い、これから何年間とひたすら行わなければならない作業なのですが、結構大変な作業なのです。
つらいのは刈った木や枝が飛んできて体にぶつかってくること。

刈られている木にすれば、刈られることに対しての精一杯の反抗なのかもしれません・・・


すまん!刈るぞ!
チュインッ!(刈る音)

ビシッ!!(刈った枝が飛んできてぶつかった音)
いてっ!


すまん!
チュインッ!

ビシッ!!
いてっ!


1時間もすれば体のいたるところにミミズ腫れが出来ています。


ただ単に刈る人間が下手糞、なんて声が聞こえてきそうですが・・・。

文責:山川

2006-03-16(木) 19:14:10
雪も溶けてぬかるんでいた地面も少しずつ落ち着いてきたところです。

しかし、明日は大雨だそうな・・・。

久々の大雨、ちょっと心配です。

文責:山川

2006-03-17(金) 18:00:33
予報どおり、今朝は土砂降りでした。

雨に濡れて、シャワーを浴びて髪の毛がぺしゃんこになった赤ちゃんのような牛たちが可愛く、こんな雨じゃセットした髪の毛も決まらないだろうな、とかわいそうにもなりました。

しかし昼ごろには雨もやんで、午後は快晴。
風は強かったですが、気持ち良い天気でした。

そんな気持ち良い天気に、港までぶらっと行って来ました。

海のない埼玉に産まれ育った私にとって、海が近くにあることは未だに違和感があります。
強い風のため海は荒れていましたが、その音と、かもめの鳴き声が心地よい真崎港でした。

違和感はあっても、海があるっていいなぁ、とつくづく感じました。

今田老は「わかめ」が旬です。
三陸のわかめはおいしくて有名なのですが、中でもここ真崎(田老)のわかめは特においしくて有名で「真崎わかめ」ブランドとして販売されています。


今日は牧場ではなく、海の写真でした。

文責:山川

2006-03-18(土) 18:07:54
今日は愛犬ククルと一緒に牧場を一回りして、土のサンプリング。

今回は土のpHを測定するためで、pHが低すぎる場所はそれを矯正しなければなりません。

ビッグファザーでは近くの海で取れた牡蠣の殻を利用して、酸土矯正を行います。
この牡蠣殻、海の人にとってはただのゴミにしか過ぎず、利用できない場合産業廃棄物となるようです。

牡蠣殻は石灰のように即効性はないものの、土壌にゆっくりと長期に渉って効果がでます。
ただし、海のものなので塩が含まれているため塩抜きをしたり、同じ場所に大量に撒かないように、と注意も必要です。


写真は今朝、朝日をバックにした牛です。

文責:山川

2006-03-20(月) 19:05:03
木漏れ日、ってやつでしょうか。
昨日の朝、ビッグファザーからの帰りの途中の写真です。
なんだか優しい感じがしますね。

うってかわって今日はものすごい強風が吹き荒れ、時より吹いてくる強い風に牛たちも目を細めていました。

寒い日と暖かい日が入れ替わりにやってくる近頃ですが、こうやって少しずつ暖かくなっていくのですね。

岩泉の中洞牧場の雪もだいぶ溶けてなくなり、牛たちも牧場の奥まで入っていくようになりました。

文責:山川

2006-03-21(火) 21:29:31
今日は午前中も午後も来客があり、ビッグファザーの牛たちも大忙し。
お客様が来るたびに

「ん〜?誰だ誰だ???」

と言わんばかりに

じーーーーーっと見つめていました。
今日は素晴らしい青空が広がり、夜になって満天の星空です。

文責:山川

2006-03-24(金) 21:01:52
数日間牧場便り休んでしまい、申し訳ありません。

「牧場便り見てますよ〜」

というような言葉を時よりいただくことがあります。
ありがとうございます。
お返事が出来ずに本当に申し訳ありません。
この場を借りて深くお礼を申し上げたいと思います。


最近暖かい日と寒い日が交互にやってくるようです。
周辺ではフキノトウや朝月やわさびなど、春の山菜が顔を出しはじめているようで近くにある物産館等にも並んでいます。

しかし、牛たちの毛はまだまだ冬毛のまま。
ふさふさとした毛に覆われたままです。

テカテカと光ったつやの良い毛に生え変わるにはまだ時間が掛かりそうです。

文責:山川

2006-03-25(土) 18:54:13
あっ。
お食事中失礼しました〜!

牛が草を食べる時の音と言うのは聞いていてなかなか気持ち良い音です。(個人的に・・・。)

前歯で草をむしる
「ぶちぶちっぶちぶちっ」
という音と

奥歯でそれを磨りつぶす
「ばりばりっばりばりっ」
という音

どちらも聞いていて爽快な音がします。

文責:山川

2006-03-26(日) 18:20:08
鼻ドアップです。

ツルッツルのテカッテカな鼻です。
このツルッツルの鼻は健康の証。
鼻が乾燥していたらちょっと注意です。

牛の鼻には細かいしわが沢山あるのですが、この模様を「鼻紋」と言います。
鼻紋は人間の指紋のように一頭一頭異なり、この鼻紋で牛の識別を行います。

そのため牛の登録証にはこの鼻紋が共に登録されています。


なので牛が犯罪する場合・・・・

「鼻紋をとれっ!」
「犯牛はどうやら鼻にカバーを付けていたようで、鼻紋が出ません!」
「なにっ!!」

と、鼻紋をとられないように鼻を隠すのです。

文責:山川

2006-03-27(月) 21:04:28
本日、ビッグファザー初めてのお産がありました!!!

産んだのはビッグファザーのボス、通称「アマ」です。

朝、餌をやった時は全く気づかなかったのですが、午後牧場に到着した時には既に産んだ後でした。
産んだのはビッグファザーの中でも最も深い林の中で、母子共に元気です!

到着した時には子牛はよろよろと立っていて、恐らく立った直後だったのでしょう。
とってもほほえましい、子牛をぺろぺろとなめてやるアマがいました。

かわいい子牛です☆

文責:山川

2006-03-29(水) 20:35:56
一昨日出産のアマとその子、母子共に元気いっぱいです。

ジャージ種の子牛や、うちの牧場のようにジャージ種の血が入った子牛を初めて見た人は、大体こう言います。

「バンビみたい!!」

ジャージーの子牛はバンビのような格好をしています。
これがなかなか可愛くて見つめられると、、、やられます。

一生懸命お母さんのおっぱいを吸う姿はほほえましくもあり、力強くもあります。

文責:山川

2006-03-31(金) 19:16:09
今日は小雪がちらつき、強風が吹き荒れた一日となりました。

そんな中餌を食べる牛たちの姿です。
真ん中にちょこんと座っているのが産まれたばかりの子牛です。


午後東京からのお客様と一緒に牧場へ行くと県内で雑穀農家と契約を結び、国産の雑穀を生産されている尾田川農園の尾田川さんも来られていました。
尾田川さんは雑穀のヌカを届けに来られ、お客様も一緒に牛舎への運び込みを手伝っていただいてしまいました。
すいませんでした・・・。ありがとうございます、助かりました。


尾田川農園の雑穀ヌカは牛の飼料用のものです。
雑穀というのはそのほとんどが輸入品で、尾田川さんのように国内で本格的に雑穀を生産されている方は非常に少ないそうです。


尾田川農園の雑穀、その他もろもろ、とってもおいしいですよ♪

文責:山川